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コムコラム9:展示会への車両の搬入搬出作業もおまかせ! コム・ストーリーは、車両搬送を含む最大10小間の大型ブース設営にも対応可能!!

あっという間に9月に突入! 35度を超す猛暑の連続、体調を崩していませんか? 「セカンドインパクト後の終わらない夏」のような気候が続く、ニッポンと地球は本当に大丈夫か? 皆様、ごきげんよう。東京港区・三田にある製造業メーカー専門の広告代理店、元祖アニメオタクのプランナーGです。

クルマ系の展示会で車両の会場への搬送・搬入搬出作業は、必要不可欠です。特にプロトタイプカーやカスタムカーは、一点ものの特注品がほとんどで非常に高価で代替がききません。そのため搬送作業は、特別な輸送作業や細心の取り扱いを要します。

コム・ストーリーでは、2017年春から約8年間にわたりプロモーション「環境省NCP(ナノセルロースプロモーション)」のサポートをさせていただいています。
その内容は、

展示会ブースや、展示パネル、壁面グラフィック、POPなどの展示物の企画・制作

パンフレット冊子や展示会用チラシなど販促物の制作


プロモーション用サイト、LP(ランディングページ)の制作

・NCV(ナノセルロースヴィークル車両)の搬送作業、倉庫での保管

といったものです。最初は代々木公園で開催されたエコイベントでの小さなテント展示からスタート。展示したタペストリーの内容がわかりやすいと評判が良く、NHKニュースのフリップにも利用されました。その後、展示会規模が徐々に拡大され、東京モーターショーをはじめ、様々なBtoB向け展示会に出展。数多くの来場者の皆様にCNFの普及や啓発のお手伝いを行なってきました。

2017年春に開催されたエコイベント「エコライフフェア2017」の様子。テント展示のため、丈夫な帆布製タペストリーを用意。3折パンフレットやうちわなどを配布

7月中旬から8月末まで東京・北青山にあるTEPIA先端技術館て、子供向け夏イベント「夏はTEPIAで研究だ。」を開催(現在は終了)。「探究! ミライをつくる新素材」として植物由来の次世代素材「CNF(セルロースナノファイバー)」の特別展示を行いました。現在、開催中の大阪・関西万博で期間限定で展示した内容を再現したもので、医療や電子材料、ヘルスケア、化粧品、生活用品、食品などで社会実装(または実装実験中)の事例を展示。その中で、注目製品としてCNFを活用したNCVコンセプトカーの展示を行いました。

TEPIAは、財団法人機械産業記念事業財団が設立した施設で神宮外苑側にあり都民にはお馴染みのもの。産業科学に関する常設や特別展示を行う

NCVは、すでに東京モーターショーをはじめ、エコロジーや自動車系の展示会で見覚えがある人も多いはず。ボンネットやドアパネル、ホィールカバーなど内外装品にCNFを使用したパーツで作られた世界初のコンセプトカーです。CNFは、木材から抽出した繊維状の物質で、同量の鉄と比較して重さが1/5と軽量で、その強度は約5倍という性能を誇ります。軽量化による低燃費化、それによるCO2削減効果などの車両性能向上とともに、国産木材の森林資源の循環利用も狙っています。
ちなみNCVは約16%も車重の軽量化を達成し、これにより約8%のCO2排出効果も削減。プラスチックや金属、透明ガラスなどの代替品として期待が高まる次世代産業素材の一つです。

ガルウイングドアがカッコいいNCVコンセプトカー。桜色のボディーカラーと生命体を表す多面体シェイプを採用。内装は、武将の刀や甲冑をモチーフにしているという

コム・ストーリーで企画・制作した展示パネルやグラフィックコンテンツ類も展示。来場する親子らが熱心に内容を見ていた

夏休みの最終日もあり、会場内は家族連れのちびっ子たちでいっぱいで、神宮球場のお隣なので試合前のスワローズやカープファンもいました(しかも入場無料!)。電子工作講座や実験ショーが楽しめますが、あいにく小学3年生から小学6年生の子供限定。その中でも、球体ロボットをミライの配送用自動運転モビリティカーに見立て、オブジェクト指向のプログラミングを体験できるワークショップに参加しました。

透明の球体ロボを街のジオラマ内を走らせ、店舗やお家へお届けする自動運転プログラムをiPadで作成。プログラミング自体は指1本で作れて簡単でも、実際にやってみるとゴールのお家やコンビニまで球体を転がすのが非常に難しい。ワークショップの要所要所で、人手不足や配送過多によるCO2排出などのお勉強もあります。縦横無尽に転がる球体ロボのプログラミングが簡単そうで意外に難しく、実に面白い。思いどおりに動かない、球体ロボに参加者の笑声が絶えない楽しいものでした。

ジオラマ内で透明の球体ロボ(左)を移動させながら、ゴールの配送先を目指す。左はオブジェクト指向のプログラミング画面

終了時間とともに展示物の片付けを行い、コンセプトカーの搬出作業を行いました。ピカピカの車両を汚さず、傷つけずに搬送トレーラーのリフト前まで押さなければなりません。展示会場は、安全確保のためエンジンやモーター駆動ができないため、車両を前後に何度も前後に切り返しながら、手押しでやさしく、やさしく動かしていきます。
なんとなく「球体ロボのプログラミングに似てるなあ…」とほくそ笑みながら、担当ドライバーさんの見事な指示と操作の元でTEPIAスタッフ様と一丸となって今回も無事に車載できました(ご協力いただき、本当にありがとうございました。お疲れ様でした)。

コンセプトカーと 搬送トレーラーの“W(ダブル)ガルウイング”のワンショット。今秋開催のSUSMAでまたお会いしましょう!

11月12日(水)から同月14日(金)まで千葉・幕張メッセで開催される「サステナブルマテリアル展(SUSMA)」でも、NCVの展示がありますので、その勇姿を見ていない方々はぜひ実車を体感いただければ幸いです(了)

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