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撮影の基本1:左シチサンでビシッと!



こんにちは! 製造業・メーカー様専門の広告企画会社 コム・ストーリーです。

ホームページや会社案内、製品カタログなどのツール制作において写真は、デジタルや紙に問わず欠かせません。写真の良し悪しでツール全体の見栄えが異なり、訴求力も大きく変わります。製造業・メーカー様のツール作りでの撮影には、大きく分けて

1. 製品写真(物撮=ブツドリなど)
2. イメージ写真(人物、インタビュー/対談、工場/オフィスの内観・外観など)


の2つに分類されます。
特に1の物撮は、「どのような形か?」「サイズ感は?」「機能と特長は?」などが目で見て把握できなくてはなりません。製造業・メーカー様には、図面や取説のアイソメトリック図でおなじみの定番構図があります。

・「左振7:3(7対3=シチサン)」


・「正面(真正面、俯瞰)」


・「部分アップ」


シチサンとは、昭和のオジサンやできる営業マンの定番ヘアスタイルではなく、被写体を7対3の割合の構図で撮影を行うこと。工業製品(機械・装置)の物撮は、左振シチサン写真がほとんど。撮影場所は撮影スタジオではなくお客様の工場や倉庫、オフィスの会議室などで簡易スタジオを組んで行います。
左振とは、カメラ(レンズ)に向かって製品が左へ向いた構図で、製品の全体形状がわかるようにカメラ目線をやや上げ、被写体の製品を見下ろします。ブツのサイズはお客様によって当然マチマチで、ワークやサンプル品なら米粒以下のサイズから製造機械・装置ならちょっとした家くらい巨大なものまであります。

現場撮影で大切なのは、

お客様が満足いくクオリティーで、時間内にきっちり撮りきる
ピントがほぼ全域に行きわたる(ような)、シャープでわかりやすい写真

以上の2点です。

そのためにも「事前準備」が重要になります。コム・ストーリーでは、お客様から電話やオンライン会議などで「点数」「製品サイズ」「形状」「撮影場所」などを確認させていただき「撮影リスト(動画だと香盤表)」を作成します。このとき、資料としてお客様がスマホやコンデジなどで撮った製品写真や撮影場所をいただけると助かります。

この撮影リストを元にし、当日 現場にてカメラマンディレクター(コムスタッフ)が「ロケハン」して撮影順番を決定。半日または1日の制限時間内に撮りきるように撮影ディレクションを行います。撮影点数が多いと段取りをうまくしないと、時間内に撮りきれないという不測の事態になります。

撮影依頼をしていただいた、お客様が行うことは次のとおりです。

・撮影リストの確認
・撮影場所の確保とブツのご用意(前日)
・事前の社内調整(工場やオフィス内の撮影)
・当日の立ち会い(カメラ液晶モニターまたはPCでの主要カットのご確認)


以上です。ブツは、できれば新品で傷や汚れ(特に油脂の付着)がないもので、出荷用荷札やステッカーなどシールを外したものが好ましいです。

あとお昼のお弁当を用意していただくと、カメラマンとディレクターが涙を流して喜びます(笑)(続く)

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