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製造業 展示会パネル制作事例:大型グラフィック/タペストリーで会社の全体像をインパクト&ロジカルに!〜SEMICON Japan 2023


あっという間に2月が過ぎて、3月の春風が吹き出し、地獄の花粉症の季節に突入!! 製造業メーカーの販促マーケティング・広報ご担当者様、いかがお過ごしでしょうか。東京・港区にある製造業メーカー専門の広告代理店[コム・ストーリー]です。プランナーGは、丸一年にわたりシダ花粉アレルギーの「舌下治療」を継続中ですが、今年こそ眼と鼻に“見える効果”を得たいと切に願っています。

年末から年明けまで「怒涛の展示会ラッシュ」のためサイト更新が見事に滞っており、皆様、申し訳ございませんでした。「お知らせ」ページは、コム・ストーリーの制作事例や初心者向けコンテンツ制作の基礎知識などを紹介していますが、なにぶん担当者が飽きやすく、気まぐれで話題が飛び飛びになりがちなのですが(ここが『ChatGPT』との最大の違い!)、なるべく単発として読める記事をアップしてまいります。

昨年末「SEMICON Japan 2023」へのご出展のため、とあるお客様ブースのパネル展示を含むブース装飾のお手伝いをさせていただきました。お客様の主ビジネスは、半導体製造工場での付帯設備工事サービスであり、その工事・施工・機械メンテナンスの技術とノウハウ、人材力を応用して半導体製造関連装置や資材メーカーでもあります。過去にも出展はしていたものの、社員様による自作原稿をブース業者がパネルにデザイン化していたため、何となく「訴求力の弱さ」と「情報の細切れ感」を感じていたそうです。またビジネスが施工や中古リファービッシュなどサービスや、製品や治具など多岐にわたるため、

何の会社で特長や強みがうまく伝わりにくいとのこと。

お客様のエンドユーザーは、グローバル展開の大手半導体製造メーカーも多いため、自社サービスの柔軟で“痒いところに手が届く”という強みを、もっとわかりやすく明確にプレゼンしたいというご要望でした。また、特殊・高圧ガスや付帯設備の工事・施工サービスだけでなく、中古装置の引き取り、リファービッシュなど工場新設・移設時に発生する作業をまとめて委託できることが、なかなか伝わりにくいことがお悩みでした。

初回ヒアリング後、次の3つのコンセプトで企画提案しました。

1. 自社が「何者か?」が明確化され、お客様に何を提供できるかがわかる
→ 会社とビジネスなどの全容が俯瞰できる大型グラフィック(タペストリー)と、サイン(アイキャッチ看板)刷新

2. “見せて=魅せて、読ませる”展示、時間のないお客様が目で見てわかる
→ イラストや関係図、写真などでブース来訪者の理解を促す。見出しやキャッチコピーで拾い読みできる

3. 「全体像→サービスや製品の詳細」の順でストーリーで紹介
→ 大型グラフィックの説明を補間する「個別パネルを用意


新規のお客様ということもあり、展示会の半年以上前から社内プロジェクトチームを結成。打ち合わせの機会も幾度となくいただきました。その結果、大型タペストリー1枚とA0パネル6枚というご発注内容になりました。

システムパネル式ブース前提のため、木工式ブースのように壁面に罫紙を貼る「壁面グラフィック」ではなく、次回の展示に再生利用できるターポリン布製のタペストリーに決定。罫紙貼りやカッティングシートと異なり、使い回しが可能。最近のターポリン生地は、印刷の発色が良くて丈夫で反射しにくい。汚れにも強く、何よりクルクルと丸めて持ち運べます。1、2小間の基礎小間出展が多く、展示内容に変更のなく、使い回しを前提にしたいお客様にオススメです。

◉ 3小間(展示パネル、タペストリー、サイン企画・制作)

大型タペストリーは、幅5,800×高さ2,000mmのど迫力サイズ。中央に半導体工場のフロアのイラストを掲載し、絵巻屏風のように自社サービス内容や特長が一目瞭然

大型タペストリー用に書き起こしたアイソメトリックのカラーイラスト。水道や
ガス配管などの付帯サービスに絞り込み、無駄な書き込みをせずイラスト化

A0サイズ(幅841×高さ1,189mm)の定型パネルを6枚制作し、タペストリーでの会社紹介後、ブース来訪者に関係するソリューション別にキーカラーを色分けして紹介

正面と左の2面開放を有効活用するため、パネルスタンドにA0パネルを前後に6枚貼り合わせで掲示(左)、右はタペストリー。
前者は電飾パネル、後者はLEDスポットライトで充分な光量を確保

誰もが知っているナショナル企業ならまだしも、中小企業の製造業メーカー様は、「展示会で初めてその存在を知る」場合がほとんど。何度も出展していても、悲しいかな、ブース来訪する方々が、記憶がリセットされて存在を忘れていることも多々あります。またブース内でセールスに持ち込もうとしても、パネルなど展示物の説明内容が「お粗末」だとブース来訪者へ伝わらず、たちまち興味を失ってしまいます。
そのためブースレイアウト(導線)を踏まえ、「知らせて、伝わる展示内容」にすべきです。

ブース来訪者は、通路を往来する一瞬で展示物に興味を持ちます。足を留めた瞬間からスタッフとのわずか約1〜3分間の会話で、自分や自社に関係するかどうかを判断し、興味があればブースに入って2、3質問を重ねながら展示内容を見ます。いわば「一瞬の勝負」で将来的に受注直結する有効な顧客案件になるか、否かが決まります
会社や製品サービスに興味を持っていただいたら、ブース内で名刺交換から始まり、雑談を挟みつつ商談席で「会社紹介→製品・サービスの説明」という一連の「展示会営業」の流れが生まれます。

最近のどの展示会も盛況を極め、混雑でタイミングが悪いと声すらかけられません。そんな時にも「インパクトがあり、目をひく大型グラフィック」は、目的を持って展示会に来た人の足を留めさせ、自然に語りかけます。お客様をブースに引き込んだ瞬間から、その場で大型グラフィックを使ったプレゼン営業が可能です。よくあるAB判といった定型パネルだけでは醸し出せない、展示自体にメリハリもできるのも巨大なグラフィックならでは。このようにサインやグラフィック、定型パネルの組み合わせ、「ストーリーや流れ」を作ることがとても大切です。

そんな展示物やブースの企画・制作なら、製造業メーカー専門広告代理店のコム・ストーリーにおまかせください(ブース一式のほか、パネルやグラフィックなどの展示物単体でのご依頼も可能)。
まずは、お客様のご要望や過去の展示物、ブースレイアウトを元に、課題の抽出と改善策の立案。展示会でのマーケティングを成功するためのより具体的な施策等もご指南できますので、まずはお気軽にご相談・お問い合わせください。なお当社はコンサルティング会社ではないため、高額(不当な)コンサル料や営業経費は一切なく、成果物の企画と制作費(コンテンツの企画・ライティング、デザインなどを含む)のみです。(了)

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