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展示会 出展準備!! さあ、何から始める?(その1)

猛暑残暑で何かと打ちのめされた今夏、秋はもうすぐです。秋といえば、製造業メーカー様には展示会シーズンでもあります。そして展示会といえば、コンテンツ制作を0(ゼロ)ベースで依頼できる東京・港区の製造業メーカー専門の広告代理店コム・ストーリーです!

今年になって展示会が、異常な盛り上がりを見せています。以前なら主催者側のサイトで黒山の人だかりを狙った写真で展示会の盛況ぶりを盛り盛りアピールしたり、「本当にこんなに来場しているの〜?」と疑いたくなる来場者数で次回の出展ブース誘致を煽っていましたが、どの展示会も文字どおり千客万来の盛況ぶりです。

今こそ新規案件獲得を狙った、展示会マーケティングを行う“絶好のチャンス”。ただし、製造業メーカーの展示会出展での大切なポイントは「ブースのデザイン」だけではありません。集客はもちろん、展示会終了後の「受注直結の有効な名刺やお問い合わせ」を1件でも多く獲得する必要があります。
もしも突然、上司から展示会担当に任命されたらどうします? そんな初づくしの方を対象に展示会出展やハンドリングの心得やポイントをいろいろと説明させていただきます。

まずは出展したい展示会の情報を収集しましょう。TOPダウンで「○△展示会に出展する!」と指定される場合も多々あるかと思われますが、

「誰に来訪していただき、何を訴求したいのか? 」

といった出展目的や意義、ゴール(効果)を明確化し、社内にて意思共有させるべきです。ボンヤリ、漠然とした出展だと効果に直結しにくいもの。

「一人でも多くの人に、自社を知ってもらいたい」
「新製品や新サービスの良さを訴求したい」


これらの熱意や想いは重要ですが、何となく漠然としています。さらにブレイクダウンさせ、訴求ポイント(製品やサービスの特長、自社の強み、お客様対応フローなど)を洗い出し、具体的なコンテンツに落とし込む必要があります。

「出展小間数と場所、料金は?」

出展小間数は予算に直結します。しっかり確認しておきましょう。小間数で出展内容(展示パネルやポスター、壁面グラフィック、サイン看板などの点数、展示品/実機など)も決まります。展示会初出展なら「基礎小間」がオススメです。展示会の雰囲気がわかり、一定のマーケティング効果も得られ、出展コストを最小化できます。
さらにスタッフの人員体制(何名配置させるのか)も考えておきましょう。製品や技術、サービスの詳細説明や、外国人来訪者の対応も考えておくべきです。当日の人員を決め、担当スタッフへスケジュールを抑えておきましょう。

ここ数年、展示会の出展予約は1年以上前から半年前が一般的です。人気の展示会は、来年・再来年の出展まで予約可能な場合もあり、主催者側に事前確認しておきましょう。出展タイミングが早いほど「良い場所」が確保できます。ブースの場所は、たいへん集客に影響を及ぼします。会場の中央寄り、メイン出入口(いわゆる銀座通り)、大小間出展の企業ブース周辺や競合他社ブースなど全体図(小間割り)を参考にし、戦略的にベストな位置を確保したいです。また2小間以上であれば、「正面+左右3面開放」や「正面+片側2面開放」がオススメ。いわゆる角位置で壁面こそ少なくなりますが開放感があり、導線(人の流れ)が作りやすいメリットがあります。

「準備期間と必要提出書類、パートナー選びは?」

コム・ストーリーでも、展示会の準備期間について頻繁にお問い合わせをいただきます。長ければ長いほど良いわけではありませんが、出展準備は山のようにありますので約3カ月くらいの準備期間は確保したいところです。ブースや装飾、出展物(展示会パネル、サイン看板)の企画制作は、業者との共同作業になります。どの範囲(ブース企画や設計、施工、内装装飾、パネル制作など)までしっかり任せられるかを確認することが大切です。

出展申し込み後、展示会ごとに必要書類を用意する必要があります。例えば「電灯・電力工事申込書」があり、デモ用装置・機械、PCなどを持ち込む場合の100V/200V電源ごとの電力使用量(kW)等の事前申請をしなくてはなりません。その他、主催者用意のレンタル装飾品を使用するか、自社で専門業者に委託するかなどがあり、通常はパートナーとなるブース制作会社や広告代理店が代行します。

とある展示会の「電灯・電力工事 申込書」

ちなみにブース業者のほとんどは建屋デザインや内部装飾ができても、出展内容や展示会パネルなどのコンテンツ企画・制作は対応できません。このため、お客様側でパネル用の本文原稿やキャッチコピー、ラフ(下絵)などを用意しなくてはなりません。
せっかく自社内で出展コンセプトや方向性を固めても、それを形する制作会社がいなければ意味がありません
とかく出展準備は、担当者様をはじめ社内リソースの時間と労力を要し、何かと多忙を極めます(そしてコストも!)。展示会全体をハンドリングできる広告代理店や制作会社を、なるべく早いタイミングで見つけておくことが、展示会マーケティング成功の第一歩です(了)

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